UPDATE:2024/12/18
近年注目を集めている戦略人事のあり方をブレインパートナー流に解説いたします。
戦略人事とは
企業の経営資源である「ヒト」の価値を最大限に引き出し、長期的な視野で経営戦略の実現を支える人的マネジメント体制を構築することを指します。
従来の業務の効率化や人材不足の解消を考える「人事戦略」とは異なり、
「戦略人事」では自社の経営計画や経営目標達成に貢献できる人材の採用や育成、配置、業務委託などを総合的に考えます。
戦略人事は経営戦略と連動した人事施策となるため、戦略人事がうまく行かなかった場合は経営計画の遂行や経営目標の達成に大きく影響を与えることになります。
戦略人事が注目を集めている背景
雇用スタイルやビジネス環境の変化が挙げられます。
労働力不足やグローバル化の進行による従来の日本型雇用(若手採用、終身雇用、年功序列など)の崩壊と仕事観の変化、DX・AI活用・在宅勤務による仕事体系の見直し、
不確実性の高い時代を生き抜くために持続的な競争優位性を維持する必要性など、環境が大きく変化する中で人事部に求められる役割も変化が求められていることです。
戦略人事を実現するためには
人事部門が経営戦略を深く理解し、経営戦略上の課題を人的資源の面からどのように解決していくべきかを考える戦略的思考が重要です。
従来の労務の処理や欠員補充、採用・教育計画という内向きな業務だけではなく、将来像から逆算した創造的な挑戦が必要です。
経営層や経営企画と一体となった運営が求められます。
① 経営戦略を支える戦略人事のあり方
② 戦略人事における要員計画・人事施策の全体像
③ 戦略人事としての人事施策への展開例
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