ほとんどのビジネスが成熟期に差し掛かり、その後には利益の出ない衰退期(撤退期)を迎えます。ビジネスライフサイクルには逆戻りすることはありません。現状我慢していても、いくら改善を繰り返しても、ビジネスモデルには必ず寿命がやってきます。
変革だ、イノベーションだ、新規事業に力を入れろと号令をかけても、社内は動きません。既存ビジネスの対応で忙しいからです。でも実態は、新しいことをどうやって進めていいか、分からないのです。分からないことは進められません。しかも誰も教えてくれません。世の中のビジネスモデルを幅広く俯瞰し、どういうシーズと結びつけて、イノベーションを起こすか、イノベーションの発想を具体的にどう育てるか、経営幹部、次世代幹部向けに、貴社の事業にとってのイノベーションを議論し、具体的なプランまで指導する研修です。
特徴
目的 |
- 10年後の社会の変化を考える、自社の現状を認識することにより、問題意識、危機感を醸成する。
- 環境分析、自社事業の現状分析、ミッション、ビジョンから描き出される事業ドメインの在り方を議論する。
- 経営的視点、企業活動の基本、戦略の基本フレーム、事業計画の書き方を学び、リーダーとしての土台をつくる。
- 様々な業界のイノベーション事例を学び、イノベーションの起こし方、ビジネスモデルの作り方を学ぶ。
- 変革の起こし方、新規事業の進め方、実行体制づくりを学び、「ビジネスプランシート」にまとめる。
- 受講者個々の「ビジネスプランシート」を共有し、磨き上げ、発表準備を支援する。
- 「経営への提言」や「ビジネスプラン発表会」などの企画運営を支援する。
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対象 |
管理職以上 |
人数 |
8名程度 |
回数 |
1日+α |
学習のプロセス
- 1
- 研修前に、経営者と事前打ち合わせを行い、事業の将来像やその会社の価値観、受講者への期待を取材します。
- 2
- 受講者と双方向のセッション形式で進め、個々のビジネスプランへのアドバイスも行うことから、内容を濃くするため、1社8名以内の定員を基本とします。
- 3
- 一般事例を参考にしますが、一般論の研修ではなく、参加企業のビジネスモデルに落とし込んで議論をします。
企画概要
- ◆
- 企画B はビジネスプランシート作成指導、提出までです。
- ◆
- 企画C はビジネスプラン発表会企画、運営支援、審査、その後のプランの活かし方の指導を含みます。
- ◆
- 組織運営の基本やマーケティング、リーダーシップなどの内容を組み合わせる場合は、ご相談ください。
- ◆
- 単独企業内での実施を想定していますが、各種団体内、グループ内、公開講座など複数組織での実施については、ご相談ください。
- ◆
- 各料金はお問い合わせください。
イノベーション研修2日間 プログラム内容
イノベーション研修 基本編 |
イノベーション研修 応用編 |
■イントロダクション 90分
- 研修の目的と狙い 経営者講話「研修に期待すること」
- 全体セッション「働く環境・事業環境を考える」
2020年後、東京オリンピック後の社会や産業の変化
人工知能と産業用ロボット、ネットワークが事業環境をどう変えていくか
■経営活動の基本 90分
<演習>「事業ドメイン」
■戦略の基本フレーム 90分
■イノベーションの定義と起こし方 90分
■ビジネスモデル設計 120分
- ビジネスモデル設計の公式
- 異業種間競争
- 最新事業戦略(ビジネスモデル)事例
<演習>「ビジネスモデル設計」
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■ビジネスプラン共有と修正 210分
- 1人10分発表+10分間の質疑応答・アドバイス×8名
- ビジネスプランの磨き方 ⇒ 修正
- 効果的なプレゼンテーション
■事業計画の立て方 90分
- 事業計画の基本構成
①市場分析、競合分析、業界構造分析
②ビジネスモデル公式
③KFSの整理と実行体制
④事業展開と収益計画、リスクの洗い出し
- 新規事業立ち上げ戦略の基本ステップ
■強い実行体制の構築 60分
- 強い組織とは、強い組織の作り方
- 戦略と実行 強いコミットメントをいかに生み出すか?
- 現場力の高め方
■変革リーダーとして踏み出す 60分
- マネジメントとリーダーシップ
- 経営職に求められる能力
- ボスマネジメント(社内調整)を学ぶ
- 新規事業、変革の進め方
「新規事業成功に導く10の要因」
■研修のまとめ 60分
「研修から何を学び、今後の変革活動にどう実践するか」
「ビジネスプランをどう磨いていくか」
個人発表 1人5分 +アドバイス ×8名
※ビジネスプラン発表会がある場合は、最終アドバイス
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